みなさん、東京の下町・観光路線バスを知っていますか?(交通局)

常任委員会「公営企業委員会」の事務事業質疑について報告(その4)

東京コミュニティパワーバンクの坪井真理さんと
東京コミュニティパワーバンクの坪井真理さんと
10月13日のHPに書きましたが、交通局では、平成20年4月から東京の下町の主な観光スポットを結ぶ観光路線バス「東京 夢の下町」を運行しています。初めて東京を訪れた人でも日本橋、上野、浅草、両国などの観光スポットを通常の料金200円で乗ることができ、500円の都バス1日乗車券も使えます。一人で旅行をするとき、できるだけ公共交通を使い、乗り降りしながらいろいろなところを回るのが好きな私にとって、大変興味深い事業なので質問しました。

●観光路線バス事業の目的は?
東京の観光産業振興に寄与。観光目的の乗客の新たな掘り起こし。

●利用状況は?
土曜休日で1日あたり約1000人、平日で約600人。

●周知のために、どのような普及・PRに取り組んできたか?
PR用ポスターやリーフレットの作成、全国版時刻表や旅行雑誌への案内記事の掲載。今後はインターネットを活用した外国向けの情報提供など積極的に取り組んでいく。

この事業は、はじまって1年半経過したばかりなこともあってか利用客が増えていません。しかし、税金を使って始めた以上、魅力ある都内の観光の足となってほしいと思います。
東京都は観光を産業として位置づけ、「東京の魅力を世界に発信」「観光資源の開発」「受入れ体制の整備」を柱に、国内外からの旅行者の誘致に取り組んでいます。地域の魅力を地域で発掘し、そこで暮らしている人が誇れ、旅行者が何度でも訪れたくなるようなまちづくりとともに、その魅力を点から面につなぐために、関係部署、関連団体、市民が連携していってほしいものです。