学校給食牛乳における放射性物質の検査結果の公表を、都が業界に要請

 子どもたちにとって、給食は、学校生活の楽しみの一つです。その給食による、内部被曝はあってはならないことです。特に、毎日子どもたちが飲む牛乳は、保護者からも不安の声が多く寄せられ、検査結果の公表を求めていました。しかし、牛乳メーカーの回答は「非開示」一辺倒。業を煮やした23区の教育委員会は、11月15日、東京都教育委員会へ「給食食材の放射線測定に関する要望」を提出し、都教育委員会からもメーカーに対して情報提供するよう求めていました。
しかし、都は、
「原乳の段階で検査を実施し、ほとんど検出されていない」
「福祉保健局流通食品500品目を検査し、その中に牛乳も入っている」
「現時点では安全が確保されているため、供給事業者に対して特段の情報提供を求める考えはい」と、メーカーに公表の要請をしていませんでした。

11月29日、文教委員会において、品川区の子どもをもつ保護者から、子どもたちの給食による内部被曝を防ぐ陳情の審議が行われた際、私は、この事態を受け、学校給食牛乳の枠組みを決めている都の責任として、数値を公表するようメーカーを指導すべきと強く要望。12月2日、都から、東京学牛協議会へ、メーカーの自主検査結果を公表するよう要請が出されました。

子どもたちを放射能から守るために、都へ適切な検査、情報の提供を求めていきます。