動物園でのさまざまな試み

2012年3月6日 11時43分 | カテゴリー: 活動報告

若者たちの新たなスポットになればいいですね。

ユキオ君のダイナミックなダイブ
ユキオ君のダイナミックなダイブ
2月3日、上野動物園を視察しました。母校である都立上野高校と隣接していることもあり、私にとって思い出深い動物園です。
パンダのシンシン、リーリーが来て、2月で1年。1972年に初めて上野動物園にランラン、カンカンが来てから、今年10月で丸40年を迎えます。当時パンダは「幻の動物」と言われ日本国内の動物園関係者で飼育方法を知る人がなく、急遽プロジェクトチームをつくったそうです。
昨年9月に「都立動物園マスタープラン」が策定されました。そこにも掲げられているように、都立動物園の役割の一つは希少動物の保護繁殖を推進することです。40年間に培われた飼育繁殖技術が、パンダ2世誕生にもつながることを期待しています。

残念ながら都立動物園の入園者数は減少傾向にあり、幅広い人たちのニーズを踏まえた魅力ある動物園づくりが求められています。上野動物園では、立体的な展示施設の公開を目指しているそうです。昨年10月にオープンした「ホッキョクグマとアザラシの海」もその一つ。視察の日も、ホッキョクグマのユキオ君がダイナミックなダイブを見せてくれました(もう一頭のホッキョクグマ、日本最高齢だったレイコちゃんが2月24日死亡しました。安らかに…)。
一方、多摩動物園では2009年から「サイエンズーカフェ」を実施しています。飼育職員や獣医師から動物園ならではの話を聞いたり、参加者と気楽に意見交換ができたりするそうです。この「サイエンズーカフェ」は、1998年頃イギリスやフランスではじまった「サイエンスカフェ」の動物園版。科学技術分野で従来から行われている講演会やシンポジウムとは違い、科学の専門家と一般の人々が身近な場所で気軽に語り合う場をつくろうというもので、いろいろな分野で試みられています。
東京都では、子どもたちの理数離れを危惧していますが、形式ばらない雰囲気でのこうした試みが科学への敷居を低くしてくれるのではないかと思います。