山内れい子と行く「防災体験学習の旅」

東京臨海広域防災公園:そなえる+エリア「そなえリア東京」

こちらゲートブリッジです!
こちらゲートブリッジです!
 金環日食、ご覧になりましたか?
 私は、21日7時から8時、国立駅北口で、国分寺市議会議員高瀬かおるさんと都政、市政報告をしていたので、ちょうど見ることができました。東京の都心で金環日食が観察できたのは173年振り(NHK報道)。通勤、通学中の皆さんも、しばし立ち止まって「見えますか?」「ちょっとメガネお借りしてもいいですか?」「どうぞ、どうぞ!」などなど声をかけ合っていました。東日本大震災を経験し、コミュニティの喪失が改めて課題となりましたが、共通の話題を通じて、素直に声をかけ合うことが少しできるようになってきているのかもしれませんね。

 5月16日(水)、山内れい子の都政フォーラム「防災体験の旅」バスツアーを行いました。防災をテーマにした4月21日「立川断層を歩く」の第2弾です。東京臨海広域防災公園は、首都圏で大規模な地震災害等が発生したとき、国や地方公共団体等の緊急災害現地対策本部が設置され、公園全体が広域的な指令機能を受け持つ場所となります。平常時には花と緑の国営公園と都営公園が融合した広大なスペースで、運動やバーベキューを楽しむことができます。
 内閣府の基幹的防災拠点施設では、緊急時に政府が設置する「緊急災害現地対策本部」のオペレーションルームや本部会議室を見学。国土交通省所管の「そなえリア東京」では、ゲーム機を使って防災クイズに挑戦しながら、地震発生後72時間の生存力をつける体験学習ツアーを試みました。参加された皆さんからは「震災直後は、3日間の備蓄、家具等の転倒防止など気にしたが、1年を過ぎ緊張感が緩んできていることに気づいた」との反省しきり。ペットボトルを使った椅子やテーブル、ビニール袋を利用した食器の工夫など、参考にしたいものもあったと感想をいただきました。
 昼食の後は、バスの窓から、スカイツリーや東京湾中央防波堤内にある東京都と民間企業との初の協働事業である風力発電を眺め、今年2月に開通した東京ゲートブリッジに足をのばしました。若洲側のエレベーターからは橋上の歩道部に昇ることができ、しばらく散策を楽しむことができました。
 ゲートブリッジには太陽光発電が設置されていて、エレベーターや歩道の監視カメラの電源になっているそうです。夜間照明として、月ごとのイメージカラーによるライトアップがされるそうですが、「LEDとはいえ、電気の使用量が気になるわねぇ〜」「毎日じゃなく、期間限定の方がワクワク感が増すわよね〜」とのご意見もありました。昨年は計画停電を経験し、引き続きこの夏も節電が求められていることもあり、エネルギー問題は私たちの生活にとっても切実な問題でもあります。今回の「防災体験学習の旅」は、原発に依存しない社会のあり方をも考えるツアーとなりました。

 ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。

 今後も、皆さまの関心事をテーマに、ファーラムを開催してまいります。