「六ラプagain」参加企画~今、改めて観る「六カ所村ラプソディー」

 4月27日(土)、「六カ所村ラプソディー 上映とお茶会」が六ラプagain@くにたち実行委員会と国立・生活者ネットワークの共催で、くにたち郷土文化館で行われました。

 2004年、六ヶ所村に原発で使った燃料からプルトニウムを取り出す再処理工場が完成し、そこから取材が始まります。2006年完成。各地で草の根的に上映されてきた映画です。

 福島原発事故で、それまでは一握りの人たちが訴えていた原発NO!が、日本中に広がっていきました。
 ところが、これだけの大事故が起きても、安全神話をしつこく復活させようとする力が動いています。未だ収束していない福島原発で、今年3月に使用済み燃料プールが停電状態に陥るなど事故が起こっているにもかかわらず、です。新聞、マスコミでも大きく取り上げない。2年が過ぎあたかも「なかったこと」かのように東京を以前の生活に戻そうとする。さらには、アベノミクス特区で都バスの24時間運行など、東京を再び不夜城のように光り輝くエネルギー大消費都市にする構想を持ち出してくる・・

茶話会のはじまりに、3人の方のあとに「私が原発のことをきっかけに取り組んでいること」をお話しさせていただきました。

 民意が反映されない政治に呆然とし、苛立ちそうにもなり、根拠がなくても明るく見える彼方をみていたいと思いそうになる市民に、考える間も与えず、原発再稼働、憲法改正が一挙に進められようとしています。

 それでも、市民はあきらめない!全国各地で声をあげ、草の根でコミュニティーを続けています。

 本編中に登場した菊川さんと苫米地さんの現在のインタビューが特典映像で流されました。涙をためた目で苫米地さんが「あきらめない」と言った姿を忘れることはできない。

 六ヶ所村ラプソディー againーまさに「again」。難しい問題だからこそ、諦めず再び、賛成も反対も大いに闘わせ、民意が反映される政治にしていこう!と改めて決意する。

六ヶ所村ラプソディー 上映とお茶会 のチラシ