「オランダ型成熟・市民社会」から学ぶ①-リヒテルズ直子さん講演会から

2013年5月14日 12時44分 | カテゴリー: 活動報告

 ~子どもの幸せ度世界一、オランダの経験と具体例から~

  4月12日に東京・生活者ネットワーク主催でリヒテルズ直子さんの講演会を行いました。
 尾木ママこと尾木直樹さんが「オランダの教育はいい」といつも話していますが、ご存知でしょうか?彼にその教育について詳しく伝えた人物というのが、オランダ在住リヒテルズ直子さんです。

リヒテルズ直子さん(左から二人目)を囲んで。山内れい子、奈須りえ、西崎光子

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 2007年、ユニセフが公表した生活と福祉の総合的評価調査でオランダは、「子どもが世界一幸せな国」とされ、「生活に満足(1位)」「親に何でも相談する(1位)」など調査で使用した6つの側面すべてにおいて10位以内を占めました。また、PISA学力調査でもEU域内で2位の成績であるといいます。

 日本が「産業社会」を基盤とした学校制度の中で皆同じ教科書、学習の進み具合も同じという中で、オランダでは、子ども同士の主体的な学びの保障を第一義に、一人ひとりの進度にあった教材や興味に則したテキストが提供されます。
 リヒテルズさんによれば「オランダの大学は、卒業式がバラバラ。なぜなら、学生が卒業要件に必要な単位を取得した時点で、申請して、卒業証書の授与が行われるという習わしだからだ。どの大学も・・中略・・年中卒業式をやっている。」そうです。 

 96年から実施した障がいの有無によらず、誰もが地域の学校で学べる教育「インクルーシブ教育」はすでに定着し、03年には個別補助金制度(リュックサック政策)を導入。国が子どもの障がいの種別・程度を判定→補助金を決定→親子が選んだ学校に予算をつけ→介助員や子どもの学びに適した環境整備が行われています。 

 「みんな同じ教育」が”平等”なのではなく、子どもを主体とし、一人ひとりの「ちがい」を認める教育、オランダの学校教育から学ぶことは多いと感じました。