猪瀬知事は「自ら辞職して、信を問うべき」  5000万円問題に対する知事の政治姿勢を問う

 特定秘密保護法が国会で強行採決成立してしまった12月6日、都議会では5日の代表質問に続き、一般質問が行われました。

 11月29日の都議会定例会初日は、知事が所信表明の中でどう説明するのか注目が集まりましたが、「初めての選挙で混乱し、先の生活に不安があって、5千万円を衆議院議員の徳田毅氏から借りたが、使わなかった。2月に返却するつもりだったが、結果として延び延びになった。無利子無担保で借りたのは、今となっては軽率だった。徳洲会に便宜を図ったことはない。収支報告書に記載しなかったのは、不徳の致すところ。多大なるご心配ご迷惑をおかけし痛恨の極み。申し訳ない」と謝罪。

 代表質問、一般質問ともに、自民・公明は「知事に答弁を求めない、答弁させない」として、5千万円問題には一切ふれませんでしたが、民主をはじめとした各会派は、当然、5千万円問題の知事の説明責任を求めました。

 知事は「5千万円を見たらびっくりして自宅に置いておけないと思い、すぐに返す予定だったので、取り出しやすい妻の貸金庫に預け、保管をした」。また「徳洲会グループの都内での事業計画や、病院を経営しているという認識はなかった。グループに対して便宜を図ったことも頼まれたこともない」と、これまでの説明を繰り返すばかり。
 責任の処し方を求められると、粉骨惜しまず都民国民のために一生懸命働きたいと辞職の意思のないことを答弁、議場や傍聴席から激しいヤジが飛び交いました。

 6日、一般質問に立った私は、生活者ネットワークとして「自ら辞職して信を問うべき」と迫りましたが、「都民のため国民のため一生懸命仕事をしていきたい」と見当違いの答えが返ってきました。 知事の重責に対する自覚があまりにもなさ過ぎます。

 本会議で知事をまったく無視した自公は、この問題について総務委員会で質疑を行うこととしました。総務委員会は、9,10、16、17、24日と続きます。

私の他の一般質問の主なものは、明日引き続きHPにアップしますので、ご覧ください。