2014年一定予算特別委員会報告

2014年3月25日 14時44分 | カテゴリー: 活動報告

3月14日、2014年予算委員会にて質問しました。6項目の質問のうち、まず「2020年オリンピック・パラリンピック」について、要約して報告します。

ロンドンを超える「環境にやさしい、持続可能な大会」に!

 2016年度予算に、いよいよ2020年オリンピック・パラリンピックの開催準備に向けた予算が盛り込まれ始めました。大会開催基本計画の策定や競技会場建設だけでなく、道路をはじめとしたインフラ整備が勢いを増しています。東日本大震災から3年、現地ではまだまだ復旧・復興が進んでいない状況の中で、公共工事の集中によって、「ヒト・モノ・カネ」が東京に集まり、それによって被災地の事業をさらに遅らせることがあってはなりません。
舛添知事は所信表明で、「オリンピック・パラリンピック開催を起爆剤としてロンドンは世界一の都市に登りつめた」「今度は、東京都が、世界一になる」としました。
では、知事は、ロンドンオリンピックをどのように評価し、参考にしようと考えているのか。

◆知事の答弁は以下のとおりです。
○ロンドン大会は、大会運営に係る廃棄物の再利用を徹底するなど、環境を重視した大会。
これを機にイベントの環境影響等を管理するための国際規格が制定された。
○2020年東京大会に向けても、再生可能エネルギーの導入や、低公害車の活用、施設整備における敷地内緑化などに取り組む。
○「環境を優先するオリンピック」を成功させ、持続可能な社会づくりを進めていきたい。

ロンドンオリンピックでは、メインスタジアムの観客席80000席のうち、55000席が仮設でした。なんと、常設は25000席だったのです!他の競技施設には、大会終了後に撤去あるいは規模縮小した会場もあるといいます。
ところが、2020年東京五輪では、高さ70m、既存の約2.5倍の新国立競技場を計画(観客席80000席すべて常設)。その巨大さによって風致地区第1号である神宮外苑の景観を一変させることになります。
また、カヌーのスラローム会場予定地となっている葛西臨海公園は、長い年月をかけて失われたなぎさを復活させたもので、隣接する東なぎさは、野鳥保護のために立ち入り禁止となっています。スラローム会場建設は、せっかく30年近くかけて育った緑、大地に根を張った大樹、築いてきた広場を壊してしまうことになります。都民の税金をかけて取り戻してきた自然や文化を再び税金をかけて壊すことは納得できません。

◆オリンピック・パラリンピック準備局長の答弁
○カヌー・スラローム会場については、選手村からの近さや、大会後に都民が水辺に親しめる施設にふさわしい場所であることなどを考慮し、葛西臨海公園を適地として立候補ファイルに記載。
○観客席を仮設とし大会後に撤去など、環境への影響をできるだけ少なくする施設計画。
○今後、詳細な環境影響評価を実施し、自然環境と調和した計画の検討を進めていく。

日本野鳥の会は、代替地での建設を求める要望書をかねてより提出していましたが、3月12日、舛添知事に改めて公開質問状を提出しました。

現場主義を標榜する舛添知事に、ぜひ現地へ足を運び、関係者からの意見を聞いていただきたい。オリンピック開催決定後の会場変更も過去にはあったと聞いています。決断すれば、代替地も不可能ではありません。

福島原発事故を経験した日本が、オールジャパンで取り組むなら、ロンドンを超える持続可能な東京五輪を目指すべきです。