模倣疑惑の東京2020エンブレム、 突然、使用中止!

    大会エンブレムについては、7月24日、都庁で華々しく公表した直後から、ベルギーの劇場ロゴに似ていると指摘されていました。舛添都知事は、はじめは様子見発言でしたが、8月5日、「組織委員会会長との会談、デザイナーの佐野さんの記者会見も受けて、都としても、このエンブレムを使い続ける」と発言し、制作物の作成が進みました。

    8月28日、オリンピック・パラリンピック推進対策特別委員会で、都が作成した制作物の内訳と経費を質問したところ、ポスターやのぼり旗、印刷物のほかに、バック型クリアファイル等、現段階で約4600万円が契約締結済みであると答弁。

生活者ネットワークは、
回収にも税金が使われることから、疑惑のあるエンブレムの制作は先延ばしすべき
と主張してきたので、非常に残念でなりません。

 
  突然の中止を受け、都は、対応として、新しいエンブレムが発表されるまでの間、招致の時の桜のリースのエンブレムを暫定的に使用することを決めたと説明がありました。
桜のリースは、2011年11月、当時大学生だった女性デザイナーが東日本大震災からの復興を願って考案し、初々しいデザインで評価も高かったものです。
暫定使用といわず、大会のエンブレムとして使うことこそ、多くの市民の共感を呼ぶのではないでしょうか。