食の安全が覆された「豊洲新市場」。特別委員会設置へ 

2016年10月16日 19時09分 | カテゴリー: 活動報告

定例会が閉会し、都政報告に地域を回りました。皆さんの関心はやはり豊洲問題です。

豊洲新市場の盛り土がなされていなかったことが発覚し、しかも地下水モニタリングで環境基準を超える有害物質が検出されたことによって、生鮮食料品を取り扱う市場の安全性が根底から覆される事態となりました。

豊洲は東京ガス工場跡地で、環境基準の最大4万倍を超えるベンゼンが検出された汚染土壌であり、そもそも汚染のひどい豊洲に中央卸売市場を建てること自体に無理がありましたが、汚染除去と盛り土で土壌汚染対策に万全を期すことを条件に移転計画が進められてきた経緯があります。盛り土がないということは、その前提条件さえ備えていないことに他なりません。

経済・港湾委員会で、2日間にわたり集中審議が行われました。

そのなかで、地下空間を設計事務所や技術会議が提案したという虚偽の報告で責任逃れを図ったことが判明、都庁の嘘と責任転嫁、隠ぺい体質が露呈しました。

行政自らがすべてを明らかにする気もなく、真相の究明には遠く及ばず、都政への信頼はさらに失墜しています。情報を隠すことで、誰が何を守ろうとしているのか、責任の所在もはっきりしないままです。

このままでは、築地市場を豊洲に移転することは到底容認できません。

閉会日の前日、議会運営を話し合う運営委員会理事会は、この豊洲新市場の問題を今後どのように審議するのかで意見が分かれ、夜の10時にようやく終了。

都議会生活者ネットワーク、民進党、民進党都議団、かがやけの超党派による、特別委員会の設置を求める提案に対し、自民党、公明党は拒み続けました。しかし、動議も辞さない覚悟で交渉を続けるうち、共産党を除く、全ての会派で合意され、「豊洲市場移転問題特別委員会」が設置されました。

豊洲問題は、今後、特別委員会に議論の場を移します。関係者を含めて参考人招致をするなど、この問題の解明と安全性の検証に、生活者ネットワークは取り組んでいきます。