東京2020大会を「脱プラスチックごみ」元年に!            その1~日本近海のプラごみ、海水中の密度は世界各地の27倍

2018年8月28日 15時12分 | カテゴリー: 活動報告

レジ袋やペットボトルなどが風や雨に運ばれ、海を漂流・漂着するプラスチックごみの量は、2050年までに魚の量を上回ると、警鐘が鳴らされています。

2015年に行われた「環境省の海洋ごみ実態把握調査」で、日本周辺海域のプラスチックごみの海水中の密度が、世界の海の27倍であることがわかりました。調査に携わった九州大学の磯辺篤彦教授は、「マイクロプラスチックのホットスポットだ」と指摘します。

また、東京農工大学の高田秀重教授は、東京湾埠頭で獲れたカタクチイワシの調査で、その8割の消化管からプラスック片が出たと報告しています。

紫外線や風、波によって細かく砕け5ミリ以下になったプラスチックは「マイクロプラスチック」と呼ばれ、有害物質が吸着しやすくなります。環境への悪影響ばかりか、プランクトンや魚、海鳥などがえさとまちがえて食べ、体内に有害物質が蓄積・濃縮されます。食物連鎖によって人体にも影響がないとは言えません。

練馬ネット主催の学習会で

生活者ネットワークでは、プラスチックごみの削減やリサイクルの推進、発生抑制の積極的な取り組み、化粧品等のスクラブ剤として使われる微細なマイクロビーズの禁止を国に求めるよう、これまでも東京都に対して要望してきました。
しかし今年6月のG7:シャルルボワ・サミットでイギリス、フランス、ドイツ、イタリア、カナダの5ヵ国とEUは、自国でのプラスチック規制強化を進める「海洋プラスチック憲章」に署名しましたが、日本は「産業界等との調整不足」として、米国とともに署名を拒否。また国連世界環境デーでは「プラスチック汚染をなくそう」をテーマに、世界中で取り組みが始まったことに対しても、日本は消極的です。(その2へ続く)