都営乗り継ぎひとり旅

日暮里・舎人(とねり)ライナー、下町観光ルート「東京→夢の下町+都電荒川線

日暮里・舎人ライナーの車窓から
日暮里・舎人ライナーの車窓から
 私が所属している常任委員会は公営企業委員会(交通局、水道局、下水道局)です。先日、事業概要等の資料を読んでいたのですが、頭には入ってきません。もともと考えるより動こう!のタイプなので、合間をつかって交通局の管轄である都営地下鉄、都バス、都電を実際に乗ってみることにしました。何事もまずは現場を知ることから始まると考えています。

 まずは、日暮里・舎人ライナーです。夕方、西日暮里から見沼代親水公園まで行き、折り返し日暮里まで戻ってきました。
 江北駅近くに住んでいる友人は「遠回りせずに日暮里に行くことができる」と期待し、喜んでいたのを思い出します。自動列車運転装置を導入し無人運転を行っているタイプですから、先頭車両に乗れば進行方向の外の様子をしっかり見ることができました。ビルの合間をぬって走るのは、今までに体験したことのない風景でした。

 翌日は午前中から時間がとれましたので、都バスの観光路線バス下町観光ルート「東京→夢の下町」に乗ってみることにしました。 料金は200円(大人)で、一般系統と同一です。車内では夢の下町ロゴ入りの特別な「都営まるごときっぷ(一日乗車券)」が買えるそうです(私は気づかなかったので、買えませんでした・・・)。車輌は中型ロングで、ステンレスカーのような銀色。丸型の窓、座席にも特徴がありました。親子づれが多かったのは、都民の日だったからでしょうか。ルートは、日本橋、浅草、上野公園、カッパ橋、両国。私にとっては懐かしい場所です。
 時間があれば、降車乗車をしながら周辺を見て回り、本来の観光を楽しみたいと思いました。観光としての、このルートの効果や問題点、これからの別ルートの検討の課題等がもっと見えてくると思います。

 午後は両国から三ノ輪橋へ。昭和のかおりが漂う都電荒川線への入り口を抜け、早稲田まで行き、折り返し三ノ輪橋まで戻りました。時速40キロも出ると横揺れもします。しかし、乗降客を見ていると、都民の生活の足として利用されているのがわかります。10月17日には、「都電荒川線沿線ウォークラリー」のイベントもあるみたいです。
 
 とても駆け足の情報収集でしたが、実感を持ちながら資料を読み、都営交通の利点や課題、疑問を提起することができそうです。

・・丸の内パークビルの地下駐車場で、電気自動車の充電装置を発見しました。発見という言葉を使ってしまうほど、まだ街では見かけません。東京都での普及率はどのくらいなのでしょう。