情報バリアフリーの推進 カラーユニバーサルデザインの普及
(一般質問から)
自分が見ている色は、誰もが同じように見えていると思いがちです。しかし、実際には、いろいろな色覚特性によって、色の判別ができなかったり、しにくい人がいます。
今、パソコンの普及や印刷技術の進歩によってフルカラー化が進み、「色」が情報伝達の手段として多く使用されるようになりました。そのため色覚特性のある人は、標識や案内図、データの読み取り、説明書など、フルカラー表示された情報を読み取ることが困難な状態になっています。
情報を間違って入手したり、判断できなかったり、と弊害があり、「情報が伝わらない」「安全の確保ができない」状況が多くなっています。特に、LED型信号機は識別しにくく、重大事故も起きているという指摘もあります。
そこで、できるだけ多くの人に見分けやすい配色や形等を選び情報が伝わるよう、色使い等に配慮する「カラーユニバーサルデザイン」が研究され、いろいろな場面で利用されてきています。3月議会の一般質問では、その普及を求めました。
また、聴覚障がい者も視覚によって情報を受け取るため、必要な情報が目でわかり、適切な行動ができるようにすることが必要です。
都は、カラーユニバーサルデザインの学習会や、情報バリアフリーに取り組む自治体への補助をしており、障がい特性に応じた配慮や実例を盛り込んだ情報バリアフリーのガイドラインを3月に策定すると答弁がありました。今後の普及に注目しています。
↓2016年3月に策定されたガイドラインです。2016.4.26追記