避妊を含めた性教育  中学生までに教えるのが国際標準

チャイルドライン等子どもの電話相談には、予期せぬ妊娠や性感染症に関する相談も寄せられていると聞きます。子どもたちの思いがけない妊娠を防ぐためにも、性教育は不可欠です。

3月16日の文教委員会質疑において、足立区立中学校で行われた性を題材とした学習が「行き過ぎ」という指摘を受け、都が足立区教育委員会に問い合わせたことが明らかになりました。

東京ネットでは、3月31日 講師に西山千恵子さんを招いて、学習会「妊娠適齢期キャンペーン」~嘘と脅しの少子化対策~を開催した

国際的には発達段階に即して中学生までに性交や避妊について教えることが標準になっているといいます。

足立区教育委員会が
「10代の望まぬ妊娠や出産を防ぎ、貧困の連鎖を断ち切るためにも、授業は地域の実態に即して行われ、生徒と保護者のニーズに合ったものだ」
としたことを、評価します。

子どもの実態に向き合っている現場の努力に応えて、都教育委員会はむしろそのニーズを把握して、現場の取り組みを応援する対応が求められます。
生活者ネットワークは、性教育の充実を進めるよう、今後も求めていきます。