多様な性の理解と条例制定に 当事者の参画を!
9月議会に提案予定の
「東京都オリンピック憲章にうたわれる人権尊重の理念実現のための条例案」
(多様な性の理解と推進、ヘイトスピーチ解消)について、
条例のポイント、条例案概要の質疑が総務委員会で行われました。
生活者ネットワークは、これまでも性的指向および性自認(SOGI※)への差別の禁止、条例の制定を政策提案してきました。
この条例案の概要の「多様な性の理解の推進」に臨む姿勢が一定評価できます。しかし、この検討過程で、当事者の意見が十分に反映されたとは言えません。
当事者がカミングアウトしなくても、子ども・教育、雇用、医療、公共サービス等でのいじめやハラスメントの未然防止、合理的配慮の義務化、
相談窓口の設置、差別を受けた人の救済等のしくみを盛り込むことが重要です。
条例、基本計画の策定、運用において、当事者が広く議論に参画できるよう強く求めました。
※SOGI:ソジ。SOとはセクシュアルオリエンテーション(性的指向)、GIはジェンダーアイデンティティ(性自認)