外環道トンネル工事現場上の道路陥没に関する申し入れ
本日、小池知事宛てに、「外環道トンネル工事現場上の道路陥没に関する申し入れ」をしました。
調布市つつじヶ丘の住宅街で18日に発生した道路陥没に、周辺住民だけでなく多くの沿線住民が衝撃を受けました。陥没現場は工事中の東京外郭環状道路の上であり、地下40メートルを超える大深度地下をシールドマシンで掘り進む工事です。9月中旬にこの地域をシールドマシンが通過しました。
外環道については、多くの市民団体の反対を押し切り、強引に工事を始めた経過があります。
これまでも野川に気泡が出ていたり、振動被害が確認されるなどの現象が起こっており、先月には今回の陥没地近くの家の外のブロックが落ちたり、亀裂が大きくなってきているという声も届きました。これらの被害は外環道トンネル工事の影響と考えられていますが、こうした現象や苦情にもかかわらず工事は進められ、今回の陥没事故が起こりました。あらためて大深度地下の利用やシールド工法について検証が必要です。
東日本高速道路は、シールドトンネル工事を一旦中止し、原因究明にあたって早急に有識者会議を実施するとしていますが、徹底した原因究明が急がれます。
都議会生活者ネットワークは、東京都が東日本高速道路および国土交通省に対して、以下のことを要請するよう求めました。
1.原因究明にあたっては調査の過程や資料も含めて情報を公表し、透明性を図ること
2.原因が究明されるまで工事を中止すること
3.被害を受けた住民に対して、早急に保障などの対策を実施すること