「会議は踊る、されど進まず」

新聞紙上でも、もうご存じかと思いますが、昨日予定されていた臨時会が自然流会となりました!

  「自然流会」とは、開会予定だった8月10日(月)13時になっても開催されず、閉会予定の17時まで開催されない。つまり、始まりもしなければ、終わりもしない。議員は、議場に入ることも、議席に座ることもなかったということです。
例えば、野球の場合、試合が中止になるなら「本日の試合は雨天のため中止となります」とアナウンスがありますね。それもないのです。

・ 臨時会は、8月10日。8月4日付けで、都知事の招集で開会が 通知されました。議案は、議長選挙、副議長選挙、常任委員 の選任、議会運営委員の選任でした。

・ その臨時会に向けて、7月30日から6回昼夜にわたる会派代表 者会議が開かれました。しかし、議案についての話し合いは 数時間しか行われず、休憩、休会がほとんどで、空転。臨時 会での議案について全く調整ができず、当初予定の7日から10 日に変更されたにもかかわらず、前代未聞の流会となってし まったのです。

  委員長選出にしても、委員会選任にしても、意見調整には、議員の数が大きく左右していることを改めて知らされました。  

  さらに、代表者会議は非公開で行われるため、会議録もなく、どの会派がどんな主張をしているか、どれだけ調整が図られたのか、図られなかったのか不透明です。
 市民の視点からも、新人議員としても、今回の自然流会は、市民、都民をないがしろにした異常事態と憤りを感じずにはいられません。都民の税金の無駄遣いです。市民、都民が日々抱えている課題に対して、一日も早く、協力して解決していくべきです。

 以下、生活者ネットワーク・みらいが、発表した談話を掲載します

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   8月10日、知事が招集していた臨時議会は開催されないまま、ついに流会となってしまいました。
 18期の都議会のスタートとなる臨時会の開催について、7月末から各派代表者会が開かれていましたが、会議は非公開で行われ、なぜこのような事態に陥ったのか、都民には何も知らされていません。各派代表者会は選挙結果を引きずったまま、水面下のやりとりに終始し、前向きな議論の場にすら至らなかったことは、大変遺憾です。
 7月の都議選で変革を求めた民意に対し、この間の都議会の機能不全は期待を裏切るものです。都民が抱える多くの課題に一日も早く取り組んでいくために、各党が事態収拾に向けて、努力すべきと考えます。
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