答えてっ 石原都知事

どっきどきの初登壇!1.道路づくりへの市民参加 2.新型インフルエンザに関してハンデを持つ人への対応対策 3.調理冷凍食品の原料原産地表示の実施状況

 9月15日、生活者ネットワーク・みらいとして初めての質問に、全くの新人の私が立ちました。テーマとして私がこれまで係わってきた市民参加のみちづくり、ネットが取り組んで来た福祉施策、消費者問題などを取り上げ、議員3人で協力して質問を練り上げました。しかし持ち時間はわずか8分で、質問の趣旨を明確にするために背景や思いを盛り込みたくても、なかなかままなりません。そのため、通告後の各部局とのヒヤリングは、こちらの意図と答弁がかみ合うためにも重要なのですが、質問調整のために要する時間、手間のかかり方は半端ではありませんでした。特に知事質問に関しての担当局の神経の使いようは大変なもので、「知事にはできるだけ答えさせないように」としているのではないかと思えるほどでした。

 今回、取り上げた調布保谷線の調布区間における道路づくりへの市民参加は、環境に配慮したみちづくりという点でも学ぶべきものが多く、今後も大いに取り入れてほしいものです。環境負荷を減らすためには、自転車を利用しやすいみちづくりがもっともっと促進されなくてはなりません。かつて霞ヶ関周辺で自転車利用を実践しようとしたという知事のナマの声を聞いてみたいと、知事答弁を求めたのですが、残念ながら、都市整備局が用意した答弁以上のものを知事は答えてはくれませんでした。
この秋、大流行が予想される新型インフルエンザへの対策では、障がい者など社会的弱者へのきめ細かな対応を求めるとともに、今後の課題として、施設サービスだけではなく在宅サービス提供の団体への対応も強く要望しました。  

 また消費者行政では、食の安全対策として都が始めた調理冷凍食品の原料原産地表示の実施状況を聞きました。今後さらに消費者の選択に資する表示のあり方について問題を提起していきたいと思います。また年々巧妙になる消費者被害の救済として差し止め請求制度などがありますが、個人ではなかなか取り組めない訴訟による解決を促進するために、適格消費者団体の活用などについて質問しました。