さて、ちょっと間があいてしまいましたが11月13日「活動報告」の続きです。
下水道局での質疑と答弁の内容です。
●「多摩川・荒川等流域別下水道整備総合計画」(2009.07.15変更)について
多摩地域では、下水道は市町村区域を越えて広域的な流域下水道事業で行われています。その「多摩川・荒川等流域別下水道整備総合計画」が7月に変更されたので、何が変わったのか質問しました。主な変更点は、
① 汚水量の見直し。区部では75%、多摩では56%、全体でも69%下方修正されました。節水に対する関心の高まりや工場移転による工場排水の減少によって修正。これは過剰な設備投資を回避することにつながると思います。
② 窒素、リン、CODの目標水質の設定。高度処理の導入で水質が改善。
③ 八王子市、立川市、三鷹市の流域下水道への編入。3市では現在単独で下水を処理していますが、その処理場が老朽化し、更新時期を迎えているのですが、その施設の更新や高度処理の導入には現在の立地条件では困難なため、流域下水道に編入するとのことです。八王子市や立川市の処理区は編入地域に既存の水再生センターがあるのですが、三鷹市にはありません。そこで森ヶ崎水再生センターと新たに建設する予定の野川水再生センターで下水処理する計画があります。ただ、関連する法律に基づく手続きが必要で費用の負担など具体的は課題について検討、協議、調整を図ることになります。しかし、新たに建設するとなると、予定地周辺の環境問題、河川に流す放流水質による影響など様々な問題が出てきますね。広域的な取り組みは、関係自治体が複雑になりますし、地域ごとに住民の考え方も多岐にわたるのでわかりやすい情報提供と広範な情報共有、丁寧な合意形成をするよう要望しました。
水再生処理に関しては先日、北多摩一号水再生センターの施設見学をしてきましたが、工程でかなりにおいが軽減されているのを体感してきました。私たちも、下水に流してはいけないものを安易に流さないようにしなければならないと考えました。
また、大雨の際など、市町村の公共下水道から汚物などがあふれだすことがあり多くの苦情が寄せられていますが、この問題について、都下水道局と市町村の公共下水道が双方の問題として、連携しあって解決していく必要があることを指摘しました。
話は変わりますが、11月15日(日)は国立市の各所で行われた市民のイベント、おまつりをハシゴしました。晴れて暖かいぐらいのお天気だったからでしょうか、みんなパワフル!!すごいですね。