一刻も早い救済と復興をお祈りします

 11日、都議最終日に討論で登壇した後、議会棟にある控え室で地震にあいました。窓越しに見る第一庁舎の揺れはすごく、呆然としました。都内では早くもJRなどの鉄道がストップ。駅改札やバス、タクシー乗り場はたくさんの人で混み合い、帰宅せず留まることを選んだ帰宅困難な方々が時間が経つにつれ増えてきました。都庁でも議会棟のホールを帰宅困難者の方々に開放。段ボールや毛布を配布していました。寒い中、少しでも暖を取ることができたのではないかと思います。私は、以前から災害時の備えとして、他のルートを使ったり、歩いての帰路等をシミュレーションしていたつもりですが、真夜中になってしまうことも考え、その日の内の帰宅は断念し、都庁で仮眠して一夜を過ごしました。

東日本巨大地震は、3日目を迎えてもその被害の全容すらつかめず、最終的な死者・行方不明者は何万に上る見込みと報道されています。余震、津波、火災、連動して福島第一原発の続いての爆発など、現地の方々の生命と暮らしを思うと、いたたまれない気持ちです。
 取り残され孤立して救助を求めている人々が、一刻でも早く一人でも多く救助されますことを切に願います。また、避難所にたどり着いた何十万という被災者に、国、自治体、民間の総力をあげての救援活動がようやく始まっていますが、必要な支援ができるだけ早く届くよう望みます。
 一方、原発災害については、最大で緊急の不安となっており、政府、東京電力等の原子力関連機関の迅速で正確な情報提供が、今こそ重要になっています。
 私たちは、この最悪の事態に際し、不確かな情報に左右されることなく、慎重に行動すべきと考えます。今日から始まった電力供給制限など、生活への影響はかなり長期に及ぶことが想定されますが、一人ひとりが生活の仕方を見直すことが求められています。
 再生への思いをひとつにして、失われた命や暮らしに哀悼を捧げるとともに、一刻も早い回復、復興をお祈りするものです。
多くのツールで募金を行っていますが東京ネットへも送金できます。
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