今回の45人の当選は、地域にこだわり、日常生活の課題を市民の皆さんとともに政策づくりをしている生活者ネットワークへの大いなるエールと真摯に受けとめ、これからもがんばってまいります。
先日、ある人から、「子育て・介護は社会のしごと」という政策が、とても胸に迫ったといわれました。
介護がいやなわけではない。
でも体力も神経も使い、自分の時間もなくなってくると、どうしても「なぜ私だけが…」と思ってしまう。そんなとき、「自分のためにやっていると思いなさい。放っておけない、見て見ぬふりはできないから、自分が後悔しないためにやっていると思いなさい」と言った人がいた。その言葉は介護をしているときには理解できなかったけれど、後になって、「ありがとう」といわれたひと言で、その深い意味がわかった、やってきてよかったと思ったそうです。でも、それでもなおかつ、介護をする方も、される方も、追いつめられないような支えがほしかったとおっしゃいます。そんなときに生活者ネットワークの「子育て・介護は社会のしごと」の政策が、心にすんなり入ってきて、自分の思いと合致したのだそうです。
—子育て・介護をひとりにさせない。
日常生活の中での実感を、ていねいに政策につなげていく生活者ネットワークの活動に、これからもご注目くださいますようお願いいたします。