9月議会初日の21日、台風15号は、多大な被害を及ぼしながら日本列島を縦断。都心でも、交通機関が運転中止となり、私も、再び帰宅困難者になってしまいました。
東日本大震災の際は、家族と連絡が取れなかったり、保育所等の子どもを迎えに行けなかったり、大変な混乱状況になりました。地震に対して、どうにかなるだろうという慢心があったことも、大いに反省させられました。台風は予測することもでき、また、東日本大震災の経験もあって、それぞれ幾分かは対策が打てたのではないかと思いますが、皆さん、いかがでしたでしょうか?
思えば、第1回定例会(3月議会)最終日の3月11日は、石原都知事が4期目の知事選出馬を表明。数十分後に、東日本大震災が起きました。今定例会の閉会は10月7日。何事もなく無事終わることを願うばかりです。
さて、9月18日、19日、長野県松本市で、NPO法人「在宅ケアを支える診療所・市民全国ネットワーク」の大会が行われました。
多くの人が、住み慣れたまちで、自宅で、暮らしたいと願っています。しかし、介護する人がいない、家族に迷惑をかけたくない、何かあったら心配と、在宅生活をあきらめている方が多いのも事実です。高齢になっても、障がいがあっても、要介護になっても、個人が尊重される生活を続けるには、最も身近な区市町村が主体的に取り組み、多職種が緊密に連携していくことの必要性などが議論されました。
東京都は、昨年10月、「東京都在宅療養推進会議」を設置し、区市町村の実施する事業や都のモデル事業を検証、都内における在宅医療を推進するための課題を明らかにしました。来年度から実施される「地域包括ケアシステム」をどのように構築していくか。地域の受け皿をどのように充実させていくかが問われています。