猪瀬知事が徳洲会グループから5000万円の資金提供 !! 

「徳洲会、猪瀬側に5000万円 都知事選前  強制捜査後に返却」
猪瀬知事が徳洲会グループから5000万円の資金提供をうけた問題が、
1122日の朝日新聞朝刊にスクープされました。

午後にはNHKやマスコミ各社が一斉報道。
当日の知事の定例記者会見では、当然、徳洲会グループから
5000万円の資金提供を受けた経過などに記者の質問が集中しました。

その記者会見では、
昨年11月上旬(116日)、徳田虎雄氏に都知事選立候補の挨拶に行き、
「応援します」という返事を受けた後、
1120日に)場所は「議員会館だったかもしれない」、
徳田毅氏から5000万円を受け取った。
「個人として借りた」「選挙資金ではない」と説明。

借用書については、「書きましたが、宛名は見ませんでした。日付はわからない」
「(お金を返したので)、借用書はいらなくなったので、僕はもっていません」と回答しました。
ところが、112611時、記者会見を行い、借用書を公表。
印鑑も印紙もなかったことについては、
「不慣れだったこともあり、信頼関係があればいいと思った」と弁明。

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日の記者会見で、猪瀬知事自身が、
「昨年の11月上旬に虎雄氏を初めて訪ねた」とする発言と矛盾します。
わずか何日かのうちに、5000万円もの大金を無利子無担保無条件で借りるような信頼関係ができあがったというのは、市民感覚では理解できるものではありません。
*カッコ内の日付は、その後の記者会見で猪瀬知事が明らかにしたもの。

しかも、この5000万円については、
昨年12月に都選挙管理委員会に提出した選挙運動費用収支報告書には記載がなく、
選挙資金であれば公職選挙法に抵触。

また、知事として提出が義務付けられている資産報告書にも、
借入金は、「該当なし」と記載されており、
知事自ら資産等の公開に関する都条例に違反します。

さらに、都の補助金を受けている医療法人「徳洲会」から、
猪瀬知事
自身が5000万円もの資金提供を受けたことは利益誘導の懸念も考えられます。

都議会では、条委員会の設置を求める会派もあり、
議会として知事の懸念や疑惑の解明を行うとともに、
都民への説明を果たす責任が求められています。