舛添知事の辞任で、事実を明らかにせず幕引きか!?

この4年間で3人も知事が辞任。そのうち2人は「政治とカネ」の問題によるものであり、都政は最悪の事態になっています。失墜した都政への信頼を回復するために、子育てや介護などの問題を解決していかなくてはなりません。

百条委員会の設置を共同提案
知事が辞任したとしても、都民に対して事実を明らかにしないことは問題です。最終本会議で「百条委員会の設置」を都議会生活者ネットワークは共同提案しましたが、残念ながら賛成少数で否決されました。「政治とカネ」の問題はうやむやにしては、同じことを繰り返すことにもなりかねません。

知事の海外出張費にチェック体制を!
石原知事時代にも海外出張費が問題視され、既定の金額を超える場合には、人事委員会と協議するようになりました。ところが、人事委員会は開催されるわけではなく、事務局が書類で理由を確認するだけのものです。
さらに今回の生活者ネットワークの一般質問で、都庁内にはチェック機能が全くないことが露呈しました。舛添氏は批判を受けて検討会を設置しましたが、庁内職員による見直しでは期待できません。外部人材を入れて検討し、透明性公開性を高めるとともに、金額が妥当であるかを厳しくチェックする体制をつくる必要があります。
舛添氏はリオデジャネイロの閉会式でのハンドオーバー(次の開催都市への引継ぎ)や2020年大会のことを考え辞任に猶予を求めましたが、全く理由になっていません。

リオデジャネイロ2016オリンピック・パラリンピック競技大会調査団派遣について
リオへの議員の視察団派遣が問題になっていますが、生活者ネットワークは、この4月14日に、今年度の派遣予算には、26人分で6200万円/一人当たり238万円も計上されてといることから、派遣するとしても最小限にすべきであると考え、

視察には参加はしない
さらに参加しない派遣人数分の予算を他の会派で分け合うなどあってはならないことだ

国立市内で都政報告しました

国立市内で都政報告しました

とコメントを出しました。
都政の課題は山積しています。若者の雇用環境や保育園の待機児、子どもの貧困の問題など、優先して解決していかなければなりません。

都知事選挙投票日は7月31日(日)
7月14日告示、31日が投票日と決まりました。今度こそ真に都民のための都政を取り戻し、誰もが安心して暮らせる持続可能なまちづくりに向けて、都議会生活者ネットワークは地道に取り組んでいきます。