迷惑防止条例改正に反対！

東京都「迷惑防止条例」改正案が、今定例会で上程されました。

今回の改正で大きく問題なのは、｢つきまとい行為等｣に、｢みだりにうろつくこと｣   ｢監視していると告げること｣などの行為を追加することにあります。

都は、この改正は2016年に改正されたストーカー規制法に合わせるものとしています。
ところが、改正ストーカー法は恋愛感情が出発点にあるのに対して、
迷惑防止条例は、元から｢悪意の感情｣を目的としているため、
今回の改正で、社会的な抗議行動についても
｢うろつく｣行為や監視行為が規制対象となるのではないかと
市民の不安が広がりました。

警視庁は、｢濫用防止規定があり、政治や組合活動、報道などは対象にならない｣と委員会答弁しましたが、
条例の運用者の裁量によって拡大解釈されるおそれはぬぐえません。

迷惑防止条例の「つきまとい行為等」はストーカー以外を規制するもので、現在ある規定でも、つきまといや乱暴な言動などの行為は規制できるにもかかわらず、なぜ今規制行為を追加する必要があるのか大いに疑問です。

市民の自由な活動を制限しかねない、迷惑防止条例改正に反対しました。