障がいのある女性や子どもへの合理的配慮に期待           ~東京都にも「障害者差別解消条例」

八王子市、国立市、立川市に続き、東京都でも、6月議会で「東京都障害者への理解促進および差別解消の推進に関する条例」が可決、10月から施行されます。

これまで生活者ネットワークが要望してきた手話について、言語であるとの認識に基づき普及に必要な施策を講じることが盛り込まれました。

また、「障害のある女性は、障害を理由とする差別と性に基づく差別という二重の差別を受ける場合がある」とし適切な配慮がなされること、「年齢等」を入れることで、障がいのある子どもへの対応が必要であることが示されました。

当事者が地道な努力で獲得してきた「共に生きる」社会に一歩近づくものと期待します。

矢川駅での朝遊説

一方、広域支援相談員が電話相談に応じる相談体制が盛り込まれましたが、条例の合理的配慮はハードの施設整備や雇用を対象外としており、さまざまな相談に対し、解決に向けた取組みをどのように提示できるか大きな課題です。

今後とも、当事者の声を反映できるよう都に要望していきます。