2020年春の完成を目指して~国立駅旧駅舎の復原・その1

2006年10月8日

「赤い三角屋根」で親しまれた旧駅舎は、中央線の連続立体高架化、新駅建設のため、2006年秋、惜しまれつつ解体されました。

旧駅舎での最終電車到着後、多くの市民が80年の歴史に感謝し、旧駅舎の大掃除を行いました。そのあと、市民の思いを短冊で飾った旧駅舎で、コンサートを開催。市民の旧駅舎への思いを、当時の駅長さんが受け止めてくださったから実現できたイベントです。

一橋大学のご協力もいただき、竹ざさを利用したほうきを使って天窓のすす払いをするなど、様々な工夫を凝らした市民の活動でした。

あれから12年が経ち、「赤い三角屋根」を知らない市民も増えています。
なぜ復原するの?
と、素朴な疑問を抱く方々もいらっしゃると思います。

2006年

そうですね。
1億5000万円の寄付が寄せられたとはいえ、
復原にはおよそ10億円の費用がかかるのですから、
市民の思いも複雑です。

でも、すでに復原工事が進んでいます。(つづく)