オリンピック・パラリンピックは来るけれど ~カヌー会場予定地を視察~

2013年10月29日 14時39分 | カテゴリー: 活動報告

 

葛西臨海公園で日本野鳥の会の方が設定してくださった望遠鏡で野鳥を観察。目をあてるだけでピンポイントに観察

 被災地復興と放射能汚染の解決を内外に約束し、オリンピック・パラリンピックの東京招致を獲得しました。東京都も当然、その責任を果たさなくてはなりません。1964年東京五輪のように、行け行けガンガンとインフラや建築物を一挙に進めるのではなく、環境、省エネ、障がい者や高齢者にやさしい、将来世代に負担にならないまちづくりが求められます。

◇野鳥の園にカヌー競技?

豊かな自然がよみがえった森で、日本野鳥の会のかたに話を聞く


 10月17日、生活者ネットでカヌー競技の会場となる都立葛西臨海公園を視察しました。公園は、埋立て地を都民が自然に触れ合える場所になるように約30年もの年月をかけて植栽が進められてきました。今では200種以上の野鳥のほか、23区で絶滅危惧種に指定されている生物も生息する貴重な公園となっています。
 ところが、この公園に、カヌースラローム会場が計画されているのです。オリンピックコースは、長さ約300m、落差約5mの激流をつくるために、25mプールをおよそ

公園内の萩

30秒で一杯にするほどの水量を一気に流すといわれています。この公園で活動するNPO日本野鳥の会東京は、野鳥保護のため会場の変更を求めています。この問題で、私が都議会で質問したところ、開催決定後に会場を変更した実例もあることがわかりました。都に計画変更することを求めていきます。

◇早くも新国立競技場案にレッドカード
 神宮外苑に計画されている新国立競技場。そのデザイン案は昨年11月、国際コンペを行い決定しました。斬新なデザインの設計は、現国立競技場の総床面積6㌶に対して約5倍、ロンドン大会の主会場の約3倍。高さは現40mに対し70mにもなっています。今、専門家の間で大きすぎるとの声が挙がっています。将来の使い方も含めて必要な大きさなのか見直さなければなりません。

 ちなみに2012年に行われたロンドンのスタジアムは、オリンピックの座席数要件8万席を常設にせず、6割以上を仮設席にし、五輪後は6万席に縮小し使用される予定となっています。

後ろの観覧車は、計画時に野鳥のために海岸線から200m引っ込め、骨部分にぶつからないように向きを変えたという曰くつき