1、2階とも一般家庭の内装そのものですが、リビングは少しゆったりとした広いつくりになっています。1階には疲れたらベッドで横になれる部屋もあります。
台所は、そこに立てば自分の家かお友達の家で家事をしているような感覚になれるよう、道具も内装も普通のおうちの状態なのが特徴です。
2階のグループホームを訪問させていただいた時にはちょうど、利用者さんが調理を行っていたところでした。アスパラガスのはかまを包丁を使ってきれいに取り除いていました。
スタッフの方の話ですと食事は利用者さんの希望で、自分の分を調理して好きなものを食べることも可能だそうです。素人目の私だと、「作って差し上げるのが親切なのでは?」とか「包丁を使うのは危ないのでは?」と思ってしまいますが、長年生活して体と心に沁みついた「力(ちから)」があるので「危ない!」と思うのは余計なお世話のようです。
また、日常のそれぞれの仕事を行うこと自体が、認知症の進行を遅らせる効果にもなるとのことでした。
ここでも、高齢者の方が住みなれた地域で自分らしく生きるために多くの人たちが関わっていることを知り、すばらしいことだと思いました。
写真は、
(上)国立公民館前のアンネのバラ
(左)「デイサービスセンター やがわ」のお風呂に体験入浴(?) (右)先週の遊説から