生活者ネットワークは、食の安全は消費者の権利であると考えます。その上で、東京都の「何が何でも豊洲へ移転すべき」という結論ありきの進め方は非常に問題です。
移転先の豊洲新市場予定地の土壌からは、最大で環境基準値の4万3千倍のベンゼンや930倍のシアン化合物等が検出され、化学物質による汚染は深刻です。
土壌汚染について昨年開かれた専門家会議では、毎回多くの傍聴者があり、経過やデータが都民にも分かるように進められたものと評価していました。ところが、後になって出すべきデータが残されていたことが判明、情報開示に後ろ向きな都の姿勢が明白となっています。その後、設置された技術会議に至っては、メンバーさえ公開されず密室性が徹底されており、出された結論をそのまま信頼することはできません。
費用が安ければいいという東京都の方針では、到底、都民の理解も得られず、食の安全も確保できません。
生活者ネットワークは見解を異にする専門家を交えた「公開討論」を求めています。
*写真は、2月28日に行われた 東京・生活者ネットワークの都議会選挙候補予定者による新宿での街宣より
(左)前日までとは打って変わり、晴れ上がった土曜の午後、都庁のお膝元とも言える新宿西口での、山内れい子の第一声!
(右)遊説の合間に、街頭でのひとコマ