情報公開に向けての闘い ~豊洲市場の土壌汚染対策
築地市場の移転問題について、生活者ネットワークは、何よりも「食の安全・安心」を重んじ、特に豊洲の土壌汚染対策に対しては厳しい姿勢で臨んできました。
先週も、豊洲新市場の開場が延期された時点で、市場担当者に、「土壌汚染対策工事は2014年10月に完了、敷地内において盛り土をした」と、改めて報告を受けたところでした。
そしてその実態を把握するために、視察を申し入れていました。
しかしその矢先、実際には建物部分に盛り土がされず、地下に空洞があることが発覚。連日、報道されています。
13日、14日と視察を行い、盛り土がされていないと問題になっている水産卸売場棟、青果棟の地下にも入りました。13日土砂降りの朝、水産卸売場棟の地下をみたところ、およそ4万平米あるという底面には水がたまり、かび臭もありました。
翌14日夕方の視察では、若干水が引いていたように見えました。一方、13日見せてもらえなかった青果棟の地下の水は深さ20cmほどもあり、長靴もずっぽり・・・。
盛り土がなされていないことが確認できました。
先週の報告とは全く異なることに驚愕するとともに、盛り土から空洞にどの段階で決まったのか、東京都に対しきちんと説明を求め、何より都民の皆さんにしっかり説明責任を果たすよう求めていきます。都の情報公開は非常に遅れています。これまで以上に情報公開をしっかり求めていきます。