3月24日、放射性ヨウ素の検出を受けて、都議会生活者ネットワーク・みらいは、水道水からの放射性ヨウ素検出への緊急対応に関する申し入れを行い、「水道局は全浄水場の原水と浄水の放射能分析を継続し、その結果を公表すること」を求めました。
水道局は、金町浄水場、朝霞浄水場、小作浄水場の3ヶ所しか検査を実施していません。しかし、多摩地域の多くが使用している水道水は、東村山浄水場、または小作浄水場から各市の浄水所に配水されています。この水は、荒川と多摩川から取水されたものが混ざっており、これに、各市が組み上げている地下水をブレンドして、各家に送られています。
都には11ヶ所の浄水場、10系の給水区域があり、渇水等の状況によって水の取水場所や配水経路変えています。こうした状況から、浄水場ごとに検査を行い、汚染状況によって使用する原水を選択することや、多摩川系の活用、多摩地区の地下水源活用率を上げるなどの対策をとることも申し入れました。
これを受け、水道局は4月12日から、東村山浄水場でも測定を行うことになりました。4月12日現在、放射性ヨウ素は不検出です。生活者ネットワークは、これからも市民の目線で、都政に取り組みます。