お金はあります東京都、問題はその使い方~まずは議員特権廃止から

生活者ネットワークでは、つねに議会改革を掲げて活動してきました。

政務活動費1円からの公開実現!
都議会では議会改革への意識が薄く、国政並みにガチガチな政党中心の議会運営が行われ、議員自らの痛みを伴う議会改革への取り組みは遅々として進まない状況でした。特に、「第2の報酬」ともいわれる政務活動費の公開に関して、生活者ネットの働きかけで2007年末に「都議会のあり方検討会」が設置され、「新たな使途基準」に各党が合意。09年4月、ようやく1円からの領収書添付の義務づけと公開が実現しました。
全国の地方議会で政務活動費の不正使用が大きな問題となりましたが、都議会も、使途基準の合意から8年がたつ今、さらに厳しく見直すことを求めていきます。


議員年金の廃止実現!

生活者ネットワークでは、議員特権の象徴ともいえる「議員年金制度」に終始反対してきました。多くの国民が長期にわたり支払う年金を、議員は10年務めると年金がもらえる制度です。山内れい子が1期目の2011年、ついに廃止となりました。

費用弁償も3月議会で廃止が実現!
議会に出席するたびに支給される費用弁償の全額廃止(島しょを除く)がようやく決まりました。費用弁償とは議員報酬の他に、議員が会議に出席する度に支払われるもので、これにより5,000万円が削減されます。
今後は、議会が派遣する豪華海外視察の取りやめや、議員の公用車の廃止など議論が必要です。公用車の廃止が実現すれば、2億円が削減できる予定です。


都民の厳しい批判がありながらも、なかなか進まなかった議員報酬について、3月議会の初日に報酬削減や政務活動費の減額などを含む「議会改革関連条例案」が全会一致で可決しました。小池知事の改革もさる事ながら、後押しをしたのは、この都議選に向けての市民の目です!山内れい子は、市民と直結した議員として、議会改革をすすめるとともに、市民の税金を無駄遣いしないよう、これからも厳しくチェックしていきます。